米田 有甫 YONEDA Yusuke
ものを「置く」「移動させる」「選ぶ」などといった、形の現れ方を変化させるための基礎的な操作に注目し、特に、さうした操作そのものや、一定の操作による結果としての造形の単位を、強調したり反復したりする手法により、造形操作・被造形物・造形者・鑑賞者の共通的な立脚地に対して、反省的に意識を向けることを試みてゐます。
近年は、自動車による長距離の移動や遠隔地への滞在を行ひながら、一定の指針による造形操作を繰り返す野外制作が増えました。それらは生活上の身体感覚を、空間的・時間的により広いところへ仕向けようとするものだと考へてゐます。
平成09(1997) 東京都杉並区生まれ
令和03(2021) 筑波大学人文・文化学群人文学類哲学主専攻哲学コース卒業
令和05(2023) アートフェア「SICF24」Spiral、東京南青山
令和06(2024) 個展「微風状態」ギャルリー東京ユマニテbis、東京京橋